今般、名古屋コーチン協会 代表理事に就任させていただきました。

　当協会会員並びに関係者の皆様には日頃より名古屋コーチンの発展向上に際し格別なるご支援ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。一般社団法人名古屋コーチン協会も今年で無事15 年目を迎えることができ、これもひとえに業界関係者の長年の努力とご協力の賜物だと心より感謝申し上げます。

　今年は新型コロナウイルスの分類も2 類から5 類へと変わり、世の中が徐々に元の生活スタイルに戻るなか、訪日外国人を含め国内の旅行需要も195 万人と名古屋コーチンにとっても追い風になるのではないかと期待致しております。しかし今後さらに進んでいく少子高齢化の影響にも注視していかなければなりません。総人口は5 月現在で1 億2450 万人と一昨年に比べ57 万人減少しており、65 歳以上の高齢者が29％の割合を占めております。増え行く高齢者のニーズに対応しつつも、これからの若者へのニーズにも対応していかなければなりません。回復していくだろうインバウンド需要も大切ですが変わりゆく国内ニーズへの対応が今後の課題ではないかと私は考えております。

　皆様の努力により名古屋コーチンは地鶏として確固たる地位を確立しており誰もがわかるようになりましたが、実は食べたことがない方が多いという統計が出ております。地鶏の「名古屋コーチン」からブランド肉の「名古屋コーチン」へと変わることにより、より多くの方に興味を持っていただき、結果市場規模の拡大へ繋がっていくと確信致しております。地鶏の美味しさではなく「名古屋コーチン」の美味しさを伝える活動を今後も進めていきたいと考えております。

　任期中も引き続き名古屋コーチン協会の事業促進、発展のために皆様と共に日々努力してまいりたいと思いますので、皆様方のより一層のご理解とご支援、ご鞭撻をお願い申し上げ挨拶とさせて頂きます。